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身辺整理とは?終活との違いやタイミング、注意点などを解説

  • 不動産雑学
  • その他

この記事のポイント3点

  • 身辺整理と終活の違い

  • 新生活、退職・転職 、終活が身辺整理をするタイミングに最適な理由

  • 身辺整理で処分するときの処分方法

このページのもくじ

身辺整理と終活の違い

身辺整理と終活の違い

身辺整理と似た意味を持っている言葉に終活がありますが、両者の違いが分からない方も多いのではないでしょうか。

 

身辺整理と終活の違い、身辺整理に最適なタイミングなどを詳しく見ていきましょう。

 

身辺整理とは

身辺整理とは、必要なものと不要なものを分別する仕分けを行い、不要なものを処分しつつ身の回りを整理することです。

 

転勤や転職などで引っ越しを何度か経験している場合には、引っ越しの際に不要なものを処分しているため、身の回りのものが少なめです。

 

しかし、1回も引っ越しを経験していない場合には、身の回りが多くの不要なものによって埋め尽くされているというケースも少なくありません。

 

身辺整理では、必要なものと不要なものだけでなく、人間関係や財産などの身の回りのもの全てを仕分けします。身辺整理で生活環境が整うため、快適に暮らせるでしょう。

 

終活とは

終活とは、人生の終わりに向けた活動のことです。残りの人生をより良い時間とするための取り組みです。そのため、身辺整理は自分の好きなタイミングで行うのに対して、終活は人生の最期が見えたタイミングで行うという点で異なります。

 

身の回りを整理するという点では身辺整理と同じですが、遺言書の作成、葬儀や墓に関する意向の決定のように、残された家族に迷惑をかけないようにするための活動が中心です。

 

また、過去の自分を見つめ直し、残りの人生を充実させるにはどうすればいいか考えるのも終活の1つと言えます。

 

身辺整理に最適なタイミング

終活は人生の最期が見えたタイミングで行いますが、身辺整理には決まったタイミングはありません。しかし、以下の3つのタイミングで行えば、効率良く進むでしょう。

  • 新生活
  • 退職・転職
  • 終活

それぞれのタイミングについて詳しく解説していきます。

 

新生活

身辺整理には時間と手間がかかるため、何かしらのきっかけがなければ始められない方も多いでしょう。そこでおすすめするのが新生活のタイミングです。

 

新生活のタイミングとして、以下のようなタイミングが挙げられます。

  • 子どもが就職して家を離れることになった
  • 子どもが結婚して家を離れることになった
  • 家のリフォームやリノベーションを行う予定がある

子どもが就職や結婚をきっかけとして家を離れることになった場合、子どもが身の回りの整理を始めるため、タイミングを合わせるのも選択肢の1つです。

 

また、リフォームやリノベーションなどを行う際、作業に支障が生じないようにするために部屋を片付けなくてはなりません。そのタイミングに合わせて身辺整理を済ませることで、効率良く仕分けが進みやすくなるでしょう。

 

退職・転職

退職時には時間的な余裕が生まれるため、身辺整理に取り掛かるには最適です。身辺整理で生活環境を整えることによって、老後を快適に暮らせるでしょう。

 

引っ越しを伴う転勤や転職の場合、引っ越しの荷物を少しでも減らすために不要なものを処分します。そのタイミングに合わせて身辺整理をするのも選択肢の1つです。

 

引っ越しを伴わない場合でも、転勤や転職は次の勤務先での勤務を開始するまでに時間を確保できるケースが多いため、気持ちを切り替えるために身辺整理をするのも効果的です。

 

終活

身辺整理を終活のタイミングで行う方も少なくありません。その理由は、身の回りのものが多い状況で亡くなった場合、残された家族に迷惑がかかるためです。

 

また、預貯金や不動産といった財産やローンの残債といった負債は相続の対象となります。相続財産を明確にしないまま亡くなった場合は、残された家族が相続財産を特定するのに手間と時間がかかる、遺産分割の際にトラブルに発展する可能性があるので要注意です。

 

ローンの残債といった借金が多い場合は、家族に負の遺産が引き継がれることになるため、生前に完済するまたは残債を少しでも減らしておくことをおすすめします。

 

遺言書の作成、葬儀や墓に関する意向の決定とともに身辺整理を済ませておけば、残された家族の負担を軽減できるほか、相続トラブルも解消できるでしょう。

身辺整理をするメリット

身辺整理をするメリット

身辺整理には以下の2つのメリットがあるため、適宜行うことをおすすめします。

  • 生活の質が向上する
  • 親族に迷惑をかけずに済む

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

 

生活の質が向上する

身辺整理では、必要なものと不要なものを仕分けして不要なものを処分する、人間関係において付き合いを続けることにメリットがない方と距離を置くようにします。

 

その結果、身の回りが整理されて物理的にスッキリするだけでなく、マイナスの付き合いが減少することで精神的にもスッキリします。

 

生活環境が整い、前向きな気持ちで取り組めるため、生活の質が向上するでしょう。

 

親族に迷惑をかけずに済む

身の回りのものが増えている場合、身辺整理に時間と手間がかかるため、後回しにしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、最終的に誰かが整理しなくてはならず、後回しにしても根本的な解決にはなりません。

 

自身の死後、残された家族が遺品整理することになった場合、手間と時間がかかる、故人の思い出が多く残った遺品を目にするため、体力的・精神的な負担が大きいです。

 

また、相続に必要な大切な書類が見つからないことによってトラブルに発展するケースも少なくありません。家族に迷惑をかけないようにするためにも、生前に遺品整理することをおすすめします。

身辺整理の対象となるもの

身辺整理の対象となるもの

身辺整理をスムーズに行うためには、どのようなものを対象に整理を進めるのかを事前に把握しておくことが大切です。身辺整理の対象には、以下のようなものが挙げられます。

  • 財産やローン
  • 人間関係
  • デジタルデータ
  • 不用品

それぞれについて詳しく説明していきます。

 

財産やローン

自身が亡くなった場合は、相続人が遺産相続・遺産分割を行うことになります。遺産相続・遺産分割では、預貯金や株式、不動産などのプラスの財産だけでなく、ローン残債といったマイナスの財産も対象です。

 

身辺整理せずに亡くなった場合、相続人による相続財産の特定に時間がかかる、遺産分割で相続人同士が争うなどのトラブルが発生する可能性があるので注意してください。

 

遺産相続・遺産分割のトラブルを回避するためにも、身辺整理で自身の財産を明確にする、遺産分割の方法を盛り込んだ遺言書を作成しておきましょう。

 

人間関係

人間関係は自身が亡くなってから家族に影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。自身は良いと考えていても家族が付き合いづらいと考えている人物がいる場合は、距離を置くのも選択肢の1つです。そうすれば、家族に迷惑をかけずに済むでしょう。

 

また、家族としっかり向き合うことも大切です。遺産分割の方法についてまとめた遺言書を作成していても、家族と話し合っていなければ遺言書の内容を巡って口論になるケースも少なくありません。

 

どのような財産があって誰にどのように分けるのかを生前にしっかり話し合っておけば、相続発生後のトラブルを未然に防げるでしょう。

 

デジタルデータ

FacebookやInstagramなどのSNSを利用している方も多いのではないでしょうか。知人や旧友、同じ趣味を持つ方などと簡単にコミュニケーションをとれるのが魅力のSNSですが、自身が亡くなっても自動的にアカウントが削除されるわけではありません。

 

もし、何らかの理由でアカウントが削除されないまま第三者に乗っ取られてしまった場合、他の方に迷惑をかける可能性があります。

 

しかし、身辺整理の際にアカウントを削除しなければならないというわけではありません。SNSは重要なコミュニケーションツールとなるため、不要なデータを削除し、自身の死後にアカウントを家族に削除してもらえるようにIDやパスワードをメモしておきましょう。

 

不用品

身辺整理をしないまま亡くなった場合、残された家族が遺品整理を行います。遺品整理では、家族の手間と時間がかかるだけでなく、必要なものか不要なものかどうかの判断ができず、高額なものを処分してしまうリスクがあるので注意しましょう。

 

トラブルを回避するためには、現時点で不要なものについては処分して身の回りのものを減らしておくことが重要です。

 

また、亡くなってから処分しても良いもの、高価なものについてはメモを残しておくことでトラブルを回避できるでしょう。

身辺整理のやり方

身辺整理のやり方

身辺整理のやり方はさまざまですが、効率良く身辺整理を完了させるためには、ポイントを押さえておくことが大切です。身辺整理の基本的な流れは以下の通りです

  1. 整理するものを決める
  2. 必要なものと不要なものに分ける
  3. 処分する

それぞれの流れについて詳しく見ていきましょう。

 

①整理するものを決める

身辺整理を始める際は、何を整理するのかを明確にします。身辺整理の対象となるものには財産・ローン、人間関係、デジタルデータ、不用品などがありました。

 

上記の全てを一気に整理するのは困難なので、効率良く身辺整理を進めるには優先順位を決めることが大切です。まずは簡単に取り組める不用品の処分から始めると良いでしょう。

 

また、身辺整理をする際は、ダラダラと時間をかけてしまいがちです。速やかに身辺整理を完了させるためにも、いつまでに終えるかおおよその期限を決めておきましょう。

 

②必要なものと不要なものに分ける

同じ住居に長年住んでいる場合、不用品の処分を始めたいと思っても量が多すぎて、何から手を付ければいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。

 

必要なものと不要なものの二択の場合、どちらとも言えないものが出てくると判断できず、決めるのに時間がかかってしまいます。

 

速やかに身辺整理を進めるためには、全体的にどのようなものがあるのか把握することが大切です。必要なものと不要なものの二択ではなく、判断が難しいものを含む三択にすれば全体の把握にかかる時間を少しは短縮できるでしょう。

 

③処分する

仕分けが完了した場合は、不用品の処分に移行します。不用品の処分と言っても、不用品の種類によって選択すべき処分方法が異なります。

 

誤った処分方法を選択すると、後でトラブルに発展するため、どのような処分方法があるか把握しておくことが大切です。不用品の処分方法として、以下の3つが挙げられます。

  • 一般ゴミとして処分する
  • 粗大ゴミとして処分する
  • リサイクルショップや業者に依頼する

それぞれの処分方法について詳しく解説していきます。

 

一般ゴミとして処分する

身辺整理で発生したゴミが以下に該当するゴミの場合は、一般ゴミとして処分することが可能です。

  • 生ゴミ
  • 紙ゴミ
  • 衣類
  • 廃食用油
  • プラスチック類
  • ゴム・皮革製品

プラスチック類には、カップ麺の容器、菓子袋の包装、発泡スチロール、洗剤ボトルなどが含まれます。ゴム・皮革製品とは、ゴム靴、ゴム手袋、革靴、カバンなどです。

 

一般ゴミは各自治体の回収日に出せば無料で回収してもらえます。しかし、大量に発生したゴミを出す場合、近隣住民に迷惑をかける可能性があります。複数回に分けてゴミを出す、直接ゴミ収集センターに持っていって処分しましょう。

 

ただし、直接持ち込む場合は時間と手間がかかるほか、費用がかかる点に注意が必要です。

 

粗大ゴミとして処分する

燃えないゴミや大型のゴミなどは一般ゴミとして処分できません。一辺の長さがおおむね30cm以下の場合は燃えないゴミ、30cmを超える場合は粗大ゴミとして処分します。

 

燃えないゴミとして処分するのは以下に該当するものです。

  • ガラス
  • 陶磁器
  • 茶碗・皿
  • 電球
  • 金属
  • 電化製品
  • 硬質性プラスチック

ハサミで切れる軟質性プラスチックは一般ゴミでの処分になりますが、ハサミで切れない硬質性プラスチックは不燃ゴミに分類されます。

 

不燃ゴミは各自治体の回収日に出せば無料で回収してもらえますが、粗大ゴミは申込制で有料となっているのが一般的です。

 

また、テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機についてはリサイクルできる粗大ゴミとなるので電気店に有料で引き取ってもらう必要がある点に注意してください。

 

リサイクルショップや業者に依頼する

処分できないもの、処分の判断が難しいもの、価値がありそうなものについてはリサイクルショップや業者に相談するのも選択肢の1つです。

 

もし、リサイクルショップや業者が買い取ってくれた場合は、お金を受け取れます。また、価値がないと判断されたとしても、無料で引き取ってもらえた場合は、処分にかかる費用を軽減することが可能です。

 

身辺整理を手伝ってくれる業者もいるため、自分一人では身辺整理をするのが困難な方は相談してみてはいかがでしょうか。

身辺整理の注意点

身辺整理の注意点

身辺整理をすることで、生活の質が向上する、親族に迷惑をかけずに済むため、身辺整理に早速取り掛かろうとしている方もいると思います。

 

しかし、何の準備もせずに身辺整理に取り掛かった場合は、何かしらのトラブルに発展する可能性があるので注意してください。

 

身辺整理に取り掛かる際の注意点として、以下の3つが挙げられます。

  • 悪質業者に注意する
  • 必要なものを捨てないように注意する
  • 近隣住民に配慮する

それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。

 

悪質業者に注意する

身辺整理を業者に手伝ってもらう場合、身辺整理にかかる手間と時間を省けるだけでなく、買取可能なものについては現金化することが可能です。

 

しかし、悪質な業者も少なくありません。例えば、請求金額によるトラブルが挙げられます。見積もりを確認して納得した上で依頼したところ、作業後に追加料金やオプション料金が上乗せされて、高額請求されるといったトラブルです。

 

ほかにも、高額なものを見つけた際にこっそり盗む、本当は高額なものであるにもかかわらず価値がないと安値で買い取るまたは処分したふりをするなどが挙げられます。

 

業者に身辺整理を依頼する場合は、複数の業者に見積もりを依頼し、価格や口コミなどから総合的に信頼できる業者かどうかを判断しましょう。

 

必要なものを捨てないように注意する

身辺整理をする際は必要なものを捨てないように注意が必要です。業者に依頼する場合は大事なものは依頼する前に自分で整理しておかなければ、不用品と判断されて処分される可能性があります。

 

また、自身で身辺整理する場合でも、ただの紙ゴミと思っていたところ重要な契約書類で、処分したことが原因でトラブルに発展するケースも少なくありません。

 

封筒に入っているものについては中身をしっかり確認してから処分するといったように、必要なものを処分しないように注意しながら身辺整理を進めましょう。

 

近隣住民に配慮する

身辺整理では、近隣住民に迷惑がかかる可能性があるので注意が必要です。例えば、室内の片付けの場合は音が外部に漏れにくいですが、納屋の片付けの場合は大きな音が発生して騒音トラブルに発展する可能性があります。

 

また、ゴミが大量に出た場合に一度に多くのゴミを出すと、ゴミステーションが自身のゴミで溢れて近隣住民に迷惑をかけることになるでしょう。

 

業者に依頼する際も、トラックを道路に止めて作業するような場合には、近隣住民の通行に支障が生じる可能性があります。

 

身辺整理を始める際は、早朝や夜間を避ける、一般ゴミや不燃ゴミが大量に発生した場合は複数回に分けて出す、周囲に迷惑がかかりそうなケースでは近隣住民に伝えておくことでトラブルを回避できるでしょう。

まとめ

身辺整理とは、必要なものと不要なものを分別する仕分けを行い、不要なものを処分しつつ身の回りを整理することです。不用品の処分だけでなく、財産やローン、デジタルデータ、人間関係などの整理も身辺整理に含まれます。



新生活、転職や退職、終活といったように身辺整理をするタイミングは人それぞれですが、適宜行うことで生活の質が向上する、親族に迷惑をかけずに済むでしょう。



身辺整理において所有する不動産をどうすべきか悩んでいる方や相続した不動産の扱いに悩んでいる方にはリースバックという選択肢が挙げられます。



リースバックとは、売買契約と同時に賃貸借契約を締結することで、まとまった売却代金を得る、家賃を支払いながらマイホームに住み続けられる契約形態です。



子どもが家を相続する予定がなく、売却による現金化を検討しているものの、亡くなるまでマイホームに住み続けたい、相続した家に住みながらまとまったお金を手に入れたい方に向いているでしょう。



リースバックの利用にお悩みの方には、家まもルーノをおすすめします。家まもルーノとは、リースバックに特化したコンシェルジュサービスです。



提携する100社以上の不動産会社の中から最大10社に同時査定ができるため、信頼できる不動産会社を見つけることで安心してリースバックを利用できるでしょう。

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